自動カンナは、家具製作に必須の木工機械だ。
このページでは、おすすめの自動カンナ5選をご紹介している。
また、替刃と騒音、自動カンナと手押しカンナの違いについても言及している。
自動カンナを導入することを検討されている方は、ぜひ参考にしてほしい。
自動カンナと手押しカンナの役割と違い
自動カンナは、その名の通り自動でカンナがけしてくれる木工機械だ。
自動カンナはプレーナーとも呼ばれる。
自動カンナと手押しカンナの役割は違う。
どちらを選ぶかで迷われている方は、その違いを知ることが大事だ。
手押しカンナは、木材の平面出しとカネ（直角）出しをする木工機械。
一方の自動カンナは、板厚を決める木工機械だ。
精度の高い板取りをするには、自動カンナと手押しカンナが不可欠。
板取りは、以下の手順で行うのが基本だからだ。
- 手押しカンナで平面出しする
- 手押しカンナでカネ（直角）出しする
- 自動カンナで厚みを決める
- テーブルソー（丸ノコ）で幅を決める
自動カンナを導入するのであれば手押しカンナも。
自動カンナと手押しカンナは、セットで導入すべき木工機械なのである。
なお、手押しカンナについては下記のページで詳しく解説をしている。
集塵機は2つの弊害を解決をしてくれる
自動カンナから削り出される木屑は、相当な量だ。
もちろん、集塵機へ接続しないまま切削することは可能だ。
だが2つの弊害が出てくるので、なるべく集塵機に接続したほうが良い。
- 精度に悪影響
- 掃除が大変
テーブルと木材の間に木屑が挟まることがあるため、精度に悪影響を及ぼすことがある。
また、掃除が大変だと作業の手も止まってしまう。
集塵機は、これら2つの弊害を解決をしてくれる。
木工用 集塵機については下記のページで詳しく解説をしている。
自動カンナの騒音対策はイヤーマフで
自動カンナの騒音は大きい。
おそらく一番うるさい木工機械だと言えるだろう。
作動音はそうでもないが、そこに切削音が重なると相当な騒音になる。
究極に静音性を求めるのであれば、家具工場で使われている大型の自動カンナ盤を導入するしか手がないだろう。
大型の自動カンナ盤は、木工機械の専門店であるザ・木工機械からリーズナブルな価格帯で提供されている。
大型の自動カンナ盤は、価格はウン十万円。重量は200kg以上にもなる。
とても個人で取り扱える代物ではない。
個人ができる自動カンナの騒音対策は、イヤーマフを装着し騒音を軽減することが現実的だ。
イヤーマフは、3M製のPELTORシリーズが定評がある。
イヤーマフで耳を守るの項で、簡単に探せるリンク集を用意している。
自動カンナの騒音対策に、ぜひ活用してほしい。
替刃の価格を考慮する
消耗品である替刃のコストはばかにならない。
頻繁に自動カンナを使うのであればなおさら。
替刃の価格を考慮する必要があるだろう。
この後ご紹介する自動カンナの中では、ヘリカルカッター仕様のSpokeShave製がもっとも経済的だと言えるだろう。
ヘリカルカッターについての詳細は、SpokeShave 40200H-JPの項で掲載している販売店のPR文をよく読んでほしい。
替刃を探すの項では、各自動カンナごとに替刃の価格も掲載している。
ぜひ検討の材料にしてほしい。
自動カンナの使い方5つのポイント
自動カンナを使いこなすポイントは5つある。
- 平面出しができた木材を使用する
- 削る高さを適切に設定する
- テーブル表面を平らに調整する
- テーブルの滑りを良くする
- 集塵機に接続する
自動カンナのメンテナンスには、シリコンスプレーの吹き付けが有効だ。
シリコンスプレーは、テーブルの滑りを良くするばかりか、防錆効果もあるので故障の防止対策にもおすすめだ。
自動カンナおすすめ5選
それでは、おすすめの自動カンナをご紹介する。
DIYヤーとプロの木工家から定評のある5機種を厳選した。
最安値が探せるリンク集も用意しているので、ぜひ活用してほしい。
- パオック Power sonic PRO PP-330
- マキタ 2012NB
- SpokeShave 40200H-JP
- SpokeShave 40200H-JP-WR510
- マキタ 2031S
なお、リョービ AP-10Nもたいへん魅力的な商品であったが、最大切削幅が254mmと狭く、また集塵フードが別途商品として用意されていないので選外とした。
1. パオック Power sonic PRO PP-330
パオック PRO PP-330は、DCMグループやコメリといった大手のホームセンターで取り扱われている自動カンナ。
特にDIYヤーから人気が高く、今一番売れているといっても過言ではない自動カンナだ。
コストパフォーマンスと国産の安心感を重視される方には特におすすめだ。
もちろん、実店舗よりもネットショップで購入するほうがお買い得だ。
| メーカー・ブランド 機種名 | パオック Power sonic PRO PP-330 |
|---|---|
| 商品画像 |
|
| 最大切削幅 | 330mm |
| 最大切削厚さ | 150mm |
| モーター | 単相100V 1,600W |
| 重量 | 35kg |
| Amazon | 74,500円（税込） |
| 最安値を探す |
2. マキタ 2012NB
マキタ 2012NBは、世界的な電動工具メーカーであるマキタが製造販売する自動カンナ。
生粋の木工家から絶大な支持を受ける自動カンナだ。
高性能と国産の安心感を重視される方はこれで決まり。
少々値は張るが、それだけの価値が十分にある自動カンナだと言えるだろう。
| メーカー・ブランド 機種名 | マキタ 2012NB |
|---|---|
| 商品画像 |
|
| 最大切削幅 | 304mm |
| 最大切削厚さ | 150mm |
| モーター | 単相100V 1,430W |
| 重量 | 27kg |
| 集塵フード | 193036-7 |
| 替刃 | A-20959 |
| Amazon | 80,463円（税込） |
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3. SpokeShave 40200H-JP
SpokeShave 40200H-JPは、木工機械の専門店であるザ・木工機械が独占販売する自動カンナ。
木工家の間では超有名な自動カンナだ。
なんといっても特筆すべきはヘリカルカッター。
詳しくは、販売店のPR文を読んでほしい。
静音性と替刃のコストを重視をするのであれば、40200H-JPが一番おすすの自動カンナだ。
| メーカー・ブランド 機種名 | SpokeShave 40200H-JP |
|---|---|
| 商品画像 |
|
| 最大切削幅 | 330mm |
| 最大切削厚さ | 152mm |
| モーター | 単相100V 1,400W |
| 重量 | 37kg |
| 集塵フード | 内蔵のため不要 |
|
ヘリカルカッター仕様 販売店からのPR文を掲載 |
|
| 楽天市場 | 73,400円（税込） |
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4. SpokeShave 40200H-JP-WR510
SpokeShave 40200H-JP-WR510は、木工機械の専門店であるザ・木工機械が独占販売する自動カンナ。
木工家の間では超有名な自動カンナだ。
特筆すべきは、ヘリカルカッターに加えデジタル目盛が装備されている点だ。
デジタル目盛はWixey製510という贅沢ぶり。
詳しくは、販売店のPR文を読んでほしい。
静音性と替刃のコスト、そしてデジタル目盛を重視をするのであれば、40200H-JP-WR510が一番おすすの自動カンナだ。
| メーカー・ブランド 機種名 | SpokeShave 40200H-JP-WR510 |
|---|---|
| 商品画像 |
|
| 最大切削幅 | 330mm |
| 最大切削厚さ | 152mm |
| モーター | 単相100V 1,400W |
| 重量 | 37kg |
| 集塵フード | 集塵フード内蔵のため不要 |
|
ヘリカルカッター仕様 販売店からのPR文を掲載 |
|
| デジタル目盛 | Wixey WR510を装備 |
| 楽天市場 | 76,400円（税込） |
| 最安値を探す |
5. マキタ 2031S
マキタ 2031Sは、世界的な電動工具メーカーであるマキタが製造販売する大型の自動カンナ。
自動カンナと手押しカンナが一体となった自動カンナだ。
自動カンナと手押しカンナはマキタ製でと考えいる方には、まさにうってつけ。
少々値は張るが、それだけの価値が十分にある自動カンナだと言えるだろう。
| メーカー・ブランド 機種名 | マキタ 2031S | |
|---|---|---|
| 商品画像 |
|
|
| 自動 | 最大切削幅 | 312mm |
| 最大切削厚さ | 160mm | |
| 手押し | 最大切削幅 | 155mm |
| モーター | 単相100V 1,430W | |
| 寸法 L×W×H | 704×1,250×574mm | |
| 重量 | 45kg | |
| 楽天市場 | 209,100円（税込） | |
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替刃を探す
消耗品である替刃は、なるべく安く入手したいところだ。
最安値がチェックできるリンク集を用意したので、ぜひ活用してほしい。
集塵フードを探す
集塵フードは、Amazonなどで簡単に探すことが可能だ。
最安値がチェックできるリンク集を用意したので、集塵フードをお探しの方はぜひ活用してほしい。
なお、パオックPRO PP-330とSpokeShave 40200H-JPには集塵フードが装備されているので不要だ。
メンテナンスにはシリコンスプレーが有効
自動カンナのメンテナンスには、シリコンスプレーの吹き付けが有効だ。
シリコンスプレーは、テーブルの滑りを良くするばかりか、防錆効果もあるので故障の防止対策にもおすすめだ。
シリコンルブスプレーは、呉工業製が定評がある。
イヤーマフで耳を守る
最後にイヤーマフのご紹介を。
イヤーマフは、3M製のPELTORシリーズが定評がある。
イヤーマフの性能はNRRの数値で判断することができる。
NRRは遮音性能を示す数値だからだ。
自動カンナの騒音はかなりの音量だ。
大切な耳を守るために、イヤーマフを1つは常備しておくことを強くおすすめする。
なお、安全グッズについては下記のページで詳しく解説をしている。
まとめ
おすすめの自動カンナ5選のご紹介。
また、替刃と騒音、自動カンナと手押しカンナの違いについても解説を行なった。
自動カンナを導入することを検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてほしい。
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