EARTH MAN RBS-195A

この記事では、木工用バンドソーについて解説をする。

DIYからプロ向きのおすすめのバンドソー4機種。

また、消耗品であるバンドソーブレードの替刃もご紹介している。

バンドソーを選ぶ際に必要となる情報を網羅しているので、どういったバンドソーを選べば良いのかいまいち分からないといった方は、ぜひ参考にしてほしい。

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バンドソーとテーブルソーと卓上スライド丸ノコの違い

横引き、縦引き、曲線切り、そして挽き割り。

バンドソーは、多様な切断ができる木工機械だ。

バンドソーの特徴は、比較されることの多いテーブルソー、卓上スライド丸ノコと対比させると分かりやすい。

切断機械 バンドソー テーブルソー スライド丸ノコ
切断 主用途 横引き、縦引き、
挽き割り、曲線切り
横引き、縦引き 横引き
切断面 荒い キレイ キレイ
安全性 高い 低い 普通

超硬チップが高速回転するテーブルソーは、非常に危険性の高い木工機械だ。

一方、低速回転であるバンドソーは、比較的安全性が高い木工機械だとされている。

バンドソーは、送材が安定する作りになっている。

バンドソーのブレードは、ホイールの回転に沿って進む。

ブレードは、下方向しか進まないので、切断時に材がテーブルに押し付けられる状態になるので、送材が安定するのである。

安全かつ安定した作業が行えるから、バンドソーは扱うのにストレスがない。

バンドソーは、とても稀有な存在であると言える切断機械なのである。

なお、テーブルソーと卓上スライド丸ノコについては、下記のページで詳しく解説をしている。

DIY向きとプロ向きのバンドソー

バンドソーは2つのタイプがある

木工DIY部では、木工用バンドソーを2つのタイプに大別している。

  • 卓上型バンドソーはDIY向き
  • 据え置き型バンドソーはプロ向き

それぞれ特徴は、見比べると分かりやすい。

比較表を作成したので、まずはさっと目を通してほしい。

なお、バンドソーで使える押し棒・押さえグッズといったバンドソー治具は、下記のページで詳しく解説をしている。

タイプ 卓上型バンドソー 据え置き型バンドソー
仕様 DIY向き プロ向き
切断精度 低い 高い
挽き割り性能 低い 高い
静音性 低い 高い
ポータブル性 優れる 劣る
価格 安価 高価

卓上型バンドソー

卓上型バンドソーは、DIYに適している。

なぜなら、卓上型バンドソーは、経済的でありポータブル性も優れているからである。

1×4ぐらいの厚みの材であれば、縦引き、横引き、曲線切りをサクサク行うことができる。

ただ、性能的に挽き割りは厳しい。そこは妥協すべきだ。

多様な切断に対応できるバンドソーは、いろんなDIYの場面で活躍してくれる。

かつ非常に安全性が高いバンドソーは、非常に使い勝手の良い木工機械なのである。

据え置き型バンドソー

プロの木工家を目指すのであれば、切断精度と静音性、それに挽き割りができる高さにも拘るべきだ。

つまり、据え置き型の本格的なバンドソーを導入すべきである。

据え置き型のバンドソーは、以下3つの仕様を満たすものがほとんどだ。

  • 1馬力以上のモーター
  • インダクションモーター
  • 鋳物製テーブル

この3つの仕様を満たすバンドソーは、プロ木工家が使用するバンドソーであると、そう判断することができる。

本格的なバンドソーは、切断精度と静音性の高さはもちろん、挽き割りができる最大高さも違う。

この後ご紹介する据え置き型バンドソーは、3つの仕様をクリアーする2機種を選んでいる。

本格的なバンドソーはやはりものが違うので、ぜひ見てしてほしい。

なお、プロ向きの据え置き型バンドソーは、コスパに優れる海外製から選出している。

バンドソーおすすめ4機種を比較

バンドソーおすすめ4機種を比較

バンドソーは、以下の4機種がおすすめだ。

DIYヤーとプロの木工家から定評のあるものを厳選している。

  • DIY向き 卓上型バンドソー
    • 1. EARTH MAN バンドソー RBS-195A
    • 2. イリイ バンドソー TR-265EMB
  • プロ向き 据え置き型バンドソー
    • 3. Axiom バンドソー BS-14LV-12
    • 4. Harvey バンドソー C-14

Harvey バンドソー C-14は、単相200V仕様となっている。

それぞれの性能が把握できるように比較表を作成した。

比較表で見比べれば、どの機種が自身に適しているのかが見えてくると思う。

タイプ DIY向き 卓上型バンドソ プロ向き 据え置き型バンドソー
機種 EARTH MAN RBS-195A イリイ TR-265EMB Axiom BS-14LV-12 Harvey C-14
画像 EARTH MAN RBS-195A イリイ TR-265EMB Axiom BS-14LV-12 Harvey C-14
モーター 単相100V 250W 単相100V 420W 単相100V 1.5馬力 単相200V 3馬力
ノコ刃 周長 1400mm 1790mm 2844mm(112″) 3175mm(125″)
最大切断高さ 記載なし 120mm 305mm 330mm
フトコロ深さ 195mm 240mm 343mm 240mm
テーブル傾斜 右45° 右45° 右45° 左5° 右45° 左15°
集塵口径 40mm 40mm 100mm 100mm
重量 16.3kg 30 kg 102kg 180kg
取扱説明書 ダウンロードする ダウンロードする
価格 ¥16,994(税込) ¥50,683(税込) ¥123,000(税込) ¥179,000(税込)

なお、価格は変動するものだ。

この後に各商品へのリンク集も用意しているので、そこでしっかり確認してほしい。

1. EARTH MAN バンドソー RBS-195A

EARTH MAN RBS-195A

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¥16,994 Amazon

2. イリイ バンドソー TR-265EMB

イリイ TR-265EMB

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¥50,683 Amazon

3. Axiom バンドソー BS-14LV-12

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\123,000円 楽天市場

4. Harvey バンドソー C-14

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\179,000 楽天市場

バンドソーブレードの替刃を探す

バンドソーブレードの替刃

消耗品であるバンドソーブレードの替刃は、なるべく安く入手したいところだ。

3山、6山といったブレードの商品サイズに記載されている山数は、ブレードの1インチ(25.4mm)の間にいくつ山があるのかを表している。

ブレードの刃幅と山数が切断時にどのような影響を与えるのかは、表で見ると分かりやすい。

比較項目 切断速度 切断面
山数が多い 遅い キレイ
山数が少ない 早い 荒い
比較項目 曲線切り 挽き割り
刃幅が広い 不向き 向き
刃幅が狭い 向き 不向き

汎用性の高いブレードサイズは、刃幅6~12mm、山数は6山といったところだろう。

サイズを決めかねている方は、ぜひ参考にしてほしい。

RBS-195AとTR-265EMBの替刃を探す

先にご紹介した

  • EARTH MAN バンドソー RBS-195A
  • イリイ バンドソー TR-265EMB

バンドソーブレードの替刃は、ネットで簡単に買い求めることができる。

最安値が探せるリンク集を用意したので、ぜひ活用してほしい。

EARTH MAN バンドソー 専用替刃 No.1 (周長1400mm)
画像
Amazon ¥2,302(税込)
最安値を探す 刃幅 6.3mm
イリイ バンドソー TR-265EMB専用替刃(周長1790mm)
画像
最安値を探す 刃幅 10mm
¥2,616(税込)
Amazon
P-TOOLS.COMで探す 刃幅 3、6、10、13mm

海外規格のバンドソーブレードの替刃を探す

海外規格のバンドソーブレードの替刃

「Axiom BS-14LV-12」と「Harvey C-14」は、海外製のバンドソーであるためインチ規格のブレードが適合する。

インチ規格のブレードは、バンドソーの販売元である「ザ・木工機械」から「Timber Wolf」という良質なバンドソーブレードが市販されている。

  • Axiom BS-14LV-12 周長2844mm(112″)が適合
  • Harvey C-14 周長3175mm(125″)が適合

「Timber Wolf」は、良く切れることで知られる超有名ブレードだ。

そのうえ、耐久性も高い。

「Timber Wolf」は、低張力、高延性という特性があるので、ブレードの張りを通常より若干弱めに設定することができる。

だから、耐久性が高いのである。

木工DIY部も長きにわたり愛用する「Timber Wolf」。

ブレードの切れ味と耐久性に不満のある方は、一度「Timber Wolf」を試してみることをおすすめする。

きっと、満足すると思う。

周長は11サイズも用意されている。

一覧表を作成したので自身のバンドソーに適合するか、ぜひ確認してほしい。

周長 刃幅
1575mm(62インチ) 6.4mm 9.5mm
1828mm(72インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm
2235mm(88インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
2375mm(93.5インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
2667mm(105インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
2692mm(106インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
2718mm(107インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
2844mm(112インチ) 3.2mm 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm
3175mm(125インチ) 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm 25.4mm
3352mm(132インチ) 6.4mm 9.5mm 12.7mm 19mm 25.4mm
3683mm(145インチ) 12.7mm 19mm 25.4mm
Timber Wolf バンドソーブレード
画像
ザ・木工機械で探す Axiom BS-14LV-12に適合
周長2844mm(112″)
Harvey C-14に適合
周長3175mm(125″)
その他 周長サイズ

メンテナンスにはシリコンスプレーとヤニ取りクリーナー

バンドソーとブレードのメンテナンスには、吹き付けタイプである

  • 防錆と滑りを良くする効果のあるシリコンスプレー
  • 付着したヤニや樹液を強力に落とすヤニ取クリーナー

がおすすめだ。

シリコンスプレーは呉工業製、ヤニ取クリーナーはAZ製が定評がある。

バンドソーとブレードのメンテナンスにぜひ活用してほしい。

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集塵機で作業を円滑化する

集塵機で作業を円滑化する

バンドソーには、集塵機に接続ができる集塵口が設けられている。

粉塵や木屑は作業の妨げや、切断精度にも少なからず影響するので、なるべくならバンドソーを集塵機に接続したいところだ。

集塵機については、下記のページで詳しく解説をしている。

集塵機をまだ導入されていない方は、ぜひ参照してほしい。

まとめ

おすすめの木工用バンドソー4機種。

また、消耗品であるバンドソーブレードの替刃のご紹介した。

この記事を参考に、あなたにとってベストなバンドソーを、ぜひ見つけ出してほしい。

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両店については、以下のページで詳しく解説をしている。

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