「トリマーを選ぶべきか」「ルーターを選ぶべきか」
どっちを選ぶかは、それぞれの特徴を知ることで見えてくる。
このページでは、トリマーとルーターの違いを解説する。
それぞれの違いが良く分かるように、比較表も用意している。
トリマーとルーターどっちを選ぶかで迷われている方には、とても参考になる内容になっている。
ぜひ最後まで読んでほしい。
トリマーとルーターができること用途・役割
トリマーとルーターは、あらゆる切削加工ができる電動工具。
トリマーとルーターを最大限に活かすためには、適材適所にビットを選べることが大事だ。
- 面取り加工
- 溝切り加工
- 相欠き加工
- ホゾとホゾ穴の加工
- 治具を用いた倣い加工
これらの切削加工には、「面取り系」と「溝切り系」のトリマー・ルータービットを使用する。
これに特殊系のビットを含めると、切削加工の幅はさらに広がる。
ビットは、国内外のものを合わせると数百種類にも上る。
トリマーとルーターができること。
その用途・役割は、ビットの種類を把握することで理解を深めることができる。
ルータービットの種類については、以下のページで詳しく解説をしている。
代表的な特殊系ビットもご紹介しているので、ぜひ参照してほしい。
トリマーとルーターの違いを比較
トリマーとルーターは、姉妹的な関係といえる電動工具だ。
パワーに優れるルーターが姉で、機動性に優れるトリマーは妹といった感じだ。
トリマーとルーターの違いは、対比させると分かりやすい。
まずは、代表的なトリマーとルーターの数値を見比べてほしい。
電動工具 | ルーター | トリマー |
---|---|---|
メーカー モデル | マキタ RP2301FC | リョービ TRE-60V |
画像 | ||
本体サイズ 長さ×幅×高さ |
294x155x312mm | 114×90×191mm |
本体質量 | 6Kg | 1.2kg |
モーター | 1,430W | 550W |
回転数(毎分) | 9,000~22,000 | 16,000~30,000 |
つぎに、数値をもとにそれぞれの特徴を言語化する。
そうすると。トリマーとルーターの違いがはっきり見えてくる。
電動工具 | ルーター | トリマー |
---|---|---|
本体サイズ | 大きい | 小さい |
本体質量 | 重い | 軽い |
操作 | 両手 | 片手、両手 |
機動性 | 劣る | 優れる |
パワー | 優れる | 劣る |
切削精度 | 優れる | 劣る |
切削用途 | 優れる | 劣る |
価格 | 4万円台 | 1~2万円台 |
どっちを選ば良いのか?
トリマーとルーターの違いを比較をするということは、そういことだ。
結論。
- DIYにはトリマー
- 本格的な家具製作にはルーター
が向いていると言えるだろう。
なお、トリマーとルーターについては、下記のページで詳しく解説をしている。
DIYにトリマーが向いている理由
軽量コンパクトなトリマーは、機動性に優れていることが最大の特徴だ。
その機動性は、面取り加工といった場面で発揮される。
取り回しの利くトリマーは、片手でスイスイ作業を行うことができる。
ただ、面取り系ビットでも、刃径が大きくなってくると切削することが難しくなってくる。
パワーが必要な切削は、ルーターの出番となる。
DIYの木工では、そのレベルの切削加工をすることは少ない。
だから、ルーターよりもトリマー。
DIYには、機動性に優れるこトリマーが向いているのである。
トリマーについては、下記のページで詳しく解説をしている。
本格的な家具製作にルーターが向いている理由
ズッシリ重く安定感のあるルーターは、パワーに優れることが最大の特徴だ。
そのパワーは、溝切り加工といった場面で発揮される。
ただ、操作性、取り回しの良さは、やはりトリマーに軍配が上がる。
また、ルーターは、ルーターテーブルを活用すれば、レイズドパネルビットのような刃径が80mm以上もあるビットで切削することもできる。
だから、トリマーよりもルーター。
本格的な家具製作には、パワーに優れるルーターが向いているのである。
ルーターについては、下記のページで詳しく解説をしている。
トリマー・ルーターテーブルを探す
トリマー・ルーターテーブルがあると、作品の幅はさらに広がる。
なぜなら、トリマー・ルーターテーブルは、木工において重要な以下4つの要素を高めてくれるからだ。
- 切削加工のバリエーション
- 切削精度
- 安全性
- 生産性
トリマー・ルーターテーブルについては、下記のページ詳しく解説をしている。
安全グッズで木工ライフを充実させる
トリマーやルーターを導入するのであれば、万全な安全対策が必要だ。
安全グッズについては下記のページで詳しく解説をしている。
万全な安全対策で、あなたの木工ライフをぜひ充実させてほしい。
トリマー関連のおすすめ書籍
トリマーとルーターの使い方を本で学ぶのであれば、以下の3冊がおすすめだ。
写真をクリックするとAmazonの商品ページに移動することができる。
写真右 The New Router Handbookは、木工関連の書籍では異例の100万部を突破した洋書である。
和書の2冊は、廃版のため高値になっているので、読むのであれば電子書籍がおすすめだ。
Kindle版であれば、Kindle Unlimitedに加入していれば無料で読むことができる。(2021年8月現在)
Kindle Unlimitedでは30日間の無料お試しが用意されている。
キャンセルは、お試し期間中でもすることができるので安心だ。
登録、キャンセルの手順は、下記のページで詳しく解説をしている。
木工DIY部も利用しているKindle Unlimited。あなたにも是非おすすめする。
まとめ
トリマーとルーターの違いについて解説をした。
トリマーとルーターは、作品の幅をおおきく広げてくれる電動工具だ。
この記事を参考に、あなたにとってベストなトリマーとルーターを、ぜひ見つけ出してほしい。
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