オイルフィニッシュにおすすめ!亜麻仁油&クルミ油

出典:Amazon

安心安全。

身体に無害な自然塗料は、天然オイルと天然ワックスに大別することができる。

本記事は、前者の天然オイルについて詳しく解説をする。

木工DIYにおける、オイルフィニッシュにおすすめな自然塗料は、ズバリ2つある。

  • 亜麻仁油
  • クルミ油

この天然オイルは、木工DIY部が長きに渡り愛用している塗料でもある。

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天然オイルは、蜜蝋ワックスと相性抜群の塗料だ。

天然オイルに興味関心のある方は、ぜひ最後まで読んでほしい。

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塗料として使える天然オイルの種類

天然オイルの種類には、乾性油、半乾性油、不乾性油がある。

どれに該当するのかは、ヨウ素価の数値によって決まる。

種類 ヨウ素価 天然オイル
乾性油 130以上 亜麻仁油
クルミ油
桐油
えごま油
半乾性油 100~130 サラダ油
ゴマ油
コーン油
大豆油
不乾性油 100以下 オリーブ油
ピーナツ油
椿油
菜種油

ヨウ素価は、数値が高いほど乾きが早いことを示している。

  • 乾性油は乾く油
  • 半乾性油と不乾性油は乾かない油

つまり、サラダ油やオリーブ油は、乾かないので塗料には不向き。

塗料として使えるのは、乾性油だけなのである。

亜麻仁油とクルミ油

亜麻仁油とクルミ油は、100%天然オイルだけを原料としているので、安全塗料としての品質は折り紙付きだ。

天然オイルは、経年により木目が黄変する塗料だ。

よって木のナチュラル感を楽しみたい方にとっては、うってつけの塗料だと言えるだろう。

この後ご紹介をする亜麻仁油とクルミ油について、改めて調べてみた。

タイプ 天然オイル系 乾性油
原料 亜麻仁油 / クルミ油
塗膜 形成しない
乾燥時間 24~48時間以上
容量 90ml、100ml、500ml、1L
安全性 食用でも使われている油なので無害
特徴・特性 経年による木目の黄変が活かせる塗料
濡れ色になる
塗りムラが発生しない
臭いが独特だが月日と共にほぼ無臭になる
ニスやワックスなど油性塗料の重ね塗りが可能
塗膜を形成しないのでニス系に比べ保護性・防水性が劣る
塗装に使用したウェス等は放置していると自然発火する恐れがあるの注意が必要

なお、安全塗料として天然オイルと双璧をなす、天然ワックスについては、以下のページで詳しく解説をしている。

亜麻仁油とクルミ油の色合い

亜麻仁油とクルミ油は、顔料が含まれていない塗料であるため、木に着色を施すことはできない。

亜麻仁油とクルミ油の塗布後は、ほんのり濡れ色になる。

濡れ色は、以下のYouTube動画がとても参考になる。

濡れ色の具合は、樹種によってもちろん変わってくるので、あくまで目安として捉えてほしい。

木の風合いを活かしかつ着色したいのであれば、ワトコオイルかブライワックスがおすすめだ。

ワトコオイルとブライワックスについては、以下の記事で詳しく取り上げている。

オイルフィニッシュの最安値を探す

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亜麻仁油とクルミ油は、オイルフィニッシュとして定評のある以下のメーカー・ブランド製がおすすめだ。

  • 亜麻仁油
    • 中部サンデー販売
  • クルミ油
    • 中村豊蔵商店
    • ラ・トゥランジェル
    • クロワヴェルト

容量は、4サイズが市販されている。

90ml、100ml、500ml、1L

例のごとく、最安値が簡単に探せるリンク集も用意している。

ぜひ活用してほしい。

中部サンデー販売 亜麻仁油
商品画像 容量 最安値を探す
100ml
516円
500ml
1,597円
1L
2,780円
中村豊蔵商店 くるみオイル
商品画像 容量 最安値を探す
90ml
1,150円
ラ・トゥランジェル くるみオイル
商品画像 容量 最安値を探す
500ml
1,990円
クロワヴェルト くるみオイル
商品画像 容量 最安値を探す
1L
2,550円

重ね塗りに最適な蜜蝋ワックス

亜麻仁油やクルミ油といったオイルフィニッシュの最終仕上げ。

重ね塗りに最適な塗料は、自然塗料の蜜蝋ワックスだ。

蜜蝋ワックスは、ナチュラルな色艶を与えてくれ、かつ撥水性を向上させてくれる塗料だ。

また、手軽に擦り込むことができる蜜蝋ワックスは、メンテナンス塗料としても有効だ。

どうしても保護性と耐水性を重視するのであれば、強固な塗膜を形成するニス系を重ね塗りすることになるだろう。

オイルフィニッシュの重ね塗りに有効な蜜蝋ワックスについては、以下のページで詳しく解説をしている。

オイルフィニッシュの塗り方

亜麻仁油とクルミ油など。

オイルフィニッシュの塗り方は、以下の動画がとても参考になる。

手順は以下のとおりだ。

  1. #240以上のサンドペーパーでサンディング
  2. 木地が粗い場合は#80→#120→#240の順で木地調整を行うのがおすすめ
  3. 刷毛やウエスで木目に沿ってオイルを塗布する
  4. 塗布するオイルは全体に薄い膜ができる程度が適量
  5. 浸透させるために15~30分ほど放置する
  6. ウエスで表面に残った塗料を拭き取る
  7. 1時間ほど放置すると木の内部からオイルが浮き出ることがあるのでしっかりと拭き取る
  8. しっかり拭き取らないと乾燥時間が遅くなり、ベタつきが残る可能性があるので注意が必要
  9. 乾燥させる(24~48時間以上)
  10. 上塗りは3~9までの工程を必要に応じて繰り返す
  11. 上塗りの塗布する量は1回目の1/3~1/4程度が目安になる
  12. 乾燥させる(24~48時間以上)

※表面が塗れた状態で#400の耐水ペーパーでウエット研磨をすると木の表面がとても滑らかになる。必要に応じてウェット研磨は取り入れると良いだろう。

オイルの付いたウエスは、放置すると自然発火することが稀にある。自然発火は、植物油を使った全ての塗料に共通する。

ワックスの付いたウエスは、水に濡らして処分することを良く覚えておこう。

塗装の仕上がりは、サンディングの良し悪しでほとんど決まる。

サンディングは、電動式のサンダーがあれば効率的かつ効果的だ。

電動式サンダーについては、以下のカテゴリーにバッチリまとめているので、ぜひ参考にしてほしい。

塗装用具のご紹介!

オイルフィニッシュの塗装の際に必要な用具は、3つある。

  • ウエス
  • 刷毛またはウエス
  • 塗装用グローブ

ウエスと塗装用グローブは、オイルフィニッシュのマストアイテムだ。

その他、木工DIYの塗装によく使われている用具についても、まとめてみた。

DIYヤーから定評のある塗装用具ばかりを選んでいる。

リンク集も用意しているので、ぜひ活用してほしい。

塗装用具の最安値を探す
アサヒペン
布ウエス 500g
PCW-500
587円
アサヒペン
布ウエス 1kg
PCW-1000
891円
アサヒペン
刷毛 3本セット
OT-3P
383円
CarAngels
スポンジ゙
12個セット
1,129円
ハンディクラウン
コテバケセット
150mm
738円
ハンディクラウン
コテバケセット
200mm
1,106円
ハンディクラウン
コテバケ スペア
150mm
560円
ハンディクラウン
コテバケ スペア
200mm
828円
ブライワックス
スチールウール
009-12
1,650円
荒川産業
ドイツブラシ 豚毛
500円
トラスコ
塗料皿 TPT175
529円
カンペハピオ
ペイントうすめ液
400ml
474円
カンペハピオ
ペイントうすめ液
1L
1,071円
カンペハピオ
ペイントうすめ液
4L
1,754円

防毒マスクは、重松製作所製のGM77が定評がある。

サイズは、5サイズ用意されている。

重松製作所 防毒マスク GM77の最安値を探す
Sサイズ
小顔の女性や子供向け
1,773円
Mサイズ
女性や小顔な男性向け
1,773円
M/Eサイズ
標準 男性向け
2,211円
M/EEサイズ
少し大顔な男性向け
1,773円
Lサイズ
大顔な男性向け
1,773円

防毒マスクの吸収缶には保存期限があるため、吸収缶は別途買い求める必要がある。

GM77の吸収缶には、「防じん機能付き」と「防じん機能なし」があるが、スプレー塗装には、「防じん機能付き」タイプがおすすめだ。

GM77に取付け可能な吸収缶 最安値を探す
CA-707S/OV
有機ガス用
防じん機能付き
509円
CA-710S/OV
有機ガス用
防じん機能付き
815円
CA-710/OV
有機ガス用
防じん機能なし
391円

塗装用グローブは、ショーワグローブ製のニトリスト・タフが定評がある。

入数は100枚。サイズは、5サイズ用意されている。

ショーワグローブ ニトリスト・タフの最安値を探す
SSサイズ
手のひらまわり
16cm
1,527円
Sサイズ
手のひらまわり
17cm
1,527円
Mサイズ
手のひらまわり
19cm
1,527円
Lサイズ
手のひらまわり
21cm
1,527円
LLサイズ
手のひらまわり
22.5cm
1,527円

木工DIYで使用されている塗料の系統と種類

木工DIYで使用されている塗料は、5つの系統に大別することができる。

着色系 、ニス系、天然オイル系、ワックス系、ペイント系。

5つの系統は、さらに以下の種類に細分することができる。

  • 着色系
    • 油性ステイン
    • 水性ステイン
  • ニス系
    • 水性ニス
    • 水性ウレタンニス
    • 油性ウレタンニス
  • 天然オイル系
    • 亜麻仁油
    • クルミ油
  • ワックス系
    • 天然ワックス
    • 着色ワックス
  • ペイント系
    • ミルクペイント

これら塗料の系統と種類については、以下のページで詳しくご紹介をしている。

塗料の重ね塗り組み合わせについても解説をしているので、どの塗料を選べば良いのかいまいち分からない方は、ぜひ合わせて参照してほしい。

まとめ

オイルフィニッシュにおすすめの塗料。

亜麻仁油とクルミ油について解説をした。

亜麻仁油とクルミ油は、化学成分が一切含まれていない安心安全な塗料だ。

この記事を参考に、あなたにとってベストな塗料をぜひ見つけ出してほしい。

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