丸ノコの最大切り込み深さは、2つの要素によって決まる。
- 丸ノコのサイズ
- 機種選択
このページでは、丸ノコの最大切り込み深さは、この2つの要素によってなぜ決まるのか解説を行う。
最大切り込み深さは、丸ノコを選ぶ際の重要なポイントとなるので、よく分からないといった方はしっかりと理解してほしい。
なお、手持ちの丸ノコの選び方については、下記のページで詳しく解説をしている。
最大切り込み深さは使用する丸ノコのサイズでほぼ決まる
1つ目の要素となるのが、丸ノコのサイズである。
最大切り込み深さは、使用する丸ノコのサイズでほぼ決まると言える。
なぜなら、丸ノコのサイズは、取り付けられるチップソー(ノコ刃)の大きさを表しているからである。
例えば、165mmのチップソーが取り付けられているのであれば丸ノコのサイズも165mm、190mmのチップソーが取り付けられているのであれば丸ノコのサイズも190mmといった具合に、取り付けられるチップソーの大きさによって、丸ノコのサイズは示されているのだ。
丸ノコのサイズとチップソーの大きさは比例している。
そのため、丸ノコのサイズが大きくなると必然と切り込み深さも増すことになっているである。
最大切り込み深さを決めるもう1つの要素は機種選択
2つ目の要素となるのが、機種選択である。
最も大きな要素となるのが丸ノコのサイズであることは言うまでもないが、機種選択によっても差が出てくるので、丸ノコを選ぶ際は最大切り込み深さの確認は必衰だ。
なお、現在は各メーカーの開発が進み深切りに対応できる丸ノコが多くなっている。
ワンサイズ小さな丸ノコを選べることを可能にした深切り丸ノコについては、深切り丸ノコとは?その深切り能力を検証してみた!で、詳しく取り上げている。
丸ノコのサイズ | 切込深さ90° | 切込深さ45° |
---|---|---|
125mm | 28~47mm | 0~30mm |
147mm | 46~57mm | 0~37mm |
165mm | 53~66mm | 0~46mm |
190mm | 68~76mm | 0~76mm |
125mm・147mm・165mm・190mmと4サイズの丸ノコを、最大切り込み深さを表にしてみた。
中には傾斜切りに対応していない機種があるため、切込深さ45°は0~のスタートとなっている。
切込深さ90°の場合、147mm・165mm・190mmサイズの丸ノコで約1㎝、125mmサイズの丸ノコで約2㎝と、同じサイズの丸ノコであってもこれだけの差が生まれる結果となっている。
機種選択も最大切り込み深さを決める大切な要素となっているのである
切断する材の厚みに応じてノコ刃の出しろを自由に設定
切断する材の厚みに合わせてノコ刃の出しろは調整されるため、ノコ刃の出しろが最大の状態で材を切断する機会は、あまり多くないと言えるだろう。
丸ノコの最大切り込み深さが66mmであれば、ノコ刃の出しろを0~66mmまで自由に設定することが可能だ。
ノコ刃の出しろは、材の厚みプラス5mm程度が目安だ。
例えば、切断する材が25mmの厚さであれば、ノコ刃の出しろは約30mmということになる。
最大切り込み深さは使用する丸ノコで決まるが、ノコ刃の出しろは任意に調整することができるのだ。
上記は、切り込み深さを調整する動画だ。
切り込み深さ調整用のレバーをゆるめ、ベースを上下させ刃の出しろが調整できたら、あとはレバーを固く締付ける。
ノコ刃の出しろは、切断する材の厚みに応じて自由に設定することができるのである。
丸ノコの性能を最大限引き出すためにはガイドとチップソーが重要
丸ノコの性能を最大限引き出すためには、ガイドとチップソーの性能にもこだわる必要がある。
ガイドとチップソーについては、下記のページで詳しく解説をしているのでぜひ参考にしてほしい。
メンテナンスにはシリコンスプレーとヤニ取クリーナー
丸ノコの刃のであるチップソーのメンテナンスには、吹き付けタイプである
- 防錆と滑りを良くする効果のあるシリコンスプレー
- 付着したヤニや樹液を強力に落とすヤニ取クリーナー
がおすすめだ。
シリコンスプレーは呉工業製、ヤニ取クリーナーはAZ製が定評がある。
チップソーのメンテナンスにぜひ活用してほしい。
安全グッズで木工ライフを充実させる
丸ノコ、テーブルソー、自動カンナ、手押しカンナ等など。
これらの電動工具や木工機械を導入するのであれば、万全な安全対策が必要だ。
安全グッズについては下記のページで詳しく解説をしている。
万全な安全対策で、あなたの木工ライフをぜひ充実させてほしい。
まとめ
丸ノコの最大切り込み深さを決める2つの要素について解説を行った。
まとめるとこうなる。
- 最大切り込み深さは使用する丸ノコのサイズでほぼ決まる
- 最大切り込み深さを決めるもう一つの要素は機種選択である
- 最大切り込み深さの状態で丸ノコを使用することは稀である
- ノコ刃の出しろは切断する材の厚みに応じて自由に設定することができる
- 丸ノコを選ぶ際は最大切り込み深さの確認は必衰
- 現在は各メーカーからワンサイズ小さな丸ノコを選べることを可能にした深切り丸ノコが販売されている
最大切り込み深さは、丸ノコを選ぶ際の重要なポイントとなる。
よく分からないといった方は、このページを参考にしてほしい。
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