「タイトボンドが気になるんだけど」
「種類や使い方が分からない」
「乾燥時間、圧着時間、硬化時間がややこしい」
そんな方のために、このページではタイトボンドの種類と使い方。
乾燥時間、圧着時間、硬化時間についても、とても分かりやすく解説している。
また、おすすめ店もご紹介している。
タイトボンドについて詳しく知りたいといった方は、ぜひ最後まで読んでほしい。
タイトボンドの特徴
タイトボンドは、アメリカのフランクリン社製の木工用ボンド。
木工家の間では、超定番とされている木工ボンドだ。
タイトボンドの特徴、メリットは3つある。
- 乾くのが速い
- 接着力が強力
- 硬化後にサンダーがけができる
まとめると、一般の木工用ボンドよりも品質が優れている。
今の時代。
品質にこだわる企業であるか否かは、公式サイトとYouTubeチャンネルを見るとだいたい判断することができる。
タイトボンド製の木工ボンドに興味のある方は、一度覗いてみるといいだろう。
当然、良いことばかりではない。
デメリットは、高価であることだ。
一般的な木工ボンドは、とても安いのだ。
なお、一般的な木工用ボンドについては、下記のページで詳しく解説をしている。
タイトボンドの種類と接着強度の比較表
タイトボンドの種類は、大きくは3つある。
- タイトボンド1 オリジナル
- タイトボンド2 プレミアム
- タイトボンド3 アルティメット
それぞれの性能が把握できるように比較表を作成したので、まずは参照してほしい。
比較表を見比べれば、どれを選ぶかが見えてくると思う。
商品名 |
タイトボンド オリジナル |
タイトボンド2 プレミアム |
タイトボンド3 アルティメット |
---|---|---|---|
商品画像 |
|
|
|
PR 一文 | GOOD | BETTER | BEST |
成分 | 脂肪族樹脂 | 架橋PVA | 有機高分子化合物 |
接着強度 | 3600psi | 3750psi | 4000psi |
乾燥時間 | 4~6分 | 3~5分 | 8~10分 |
圧着時間 | 10~15分 | 10~15分 | 20~25分 |
硬化時間 | 8~24時間(目安) | ||
推奨室温 | 10℃以上 | 12.7℃以上 | 8.3℃以上 |
屋外使用 | ☓ | ○ | ◎ |
耐水性 | 低い | 普通 | 高い |
硬化色 | 黄色 | 橙色 | 薄茶色 |
重要な要素である接着強度は、psiの単位で示される。
もちろん、psiの数値が高ければ高いほど接着強度があることになる。
乾燥時間、圧着時間、硬化時間については、この後に詳しく解説をしている。
タイトボンドの使い方
タイトボンドの使い方、手順は以下のとおりだ。
- 接着する材の両方にタイトボンドを塗る
- 4~10分ほど材を放置しある程度ボンドを乾燥させる
- 時間が経ったら材を張り合わせクランプで圧着する
- 15~25分ほど放置する
- 時間が経ったらクランプを取り外す
- はみ出たボンドを拭き取る
- 約12時間で完全硬化する
なお、クランプについては、下記のページで詳しく解説をしている。
タイトボンドの扱いは、手順を押さえれば簡単だ。
重要なポイントは
- 乾燥時間(オープンタイム)
- 圧着時間(クローズドタイム)
- 硬化時間(キュアリングタイム)
この3つの時間を、しっかり守ることが大事だ。
乾燥時間(オープンタイム)
オープンタイムのことを、ボンドを塗ってからクランプするまでの制限時間。
そう勘違いしている方が多いので、注意だ必要だ。
オープンタイムとは、ボンドを塗ってからボンドをある程度乾燥させる放置時間のことを指している。
木工DIY部では、日本語で分かりやすいように、オープンタイムを乾燥時間としている。
なるべく早くボンドを完全硬化させるコツは、この乾燥時間をしっかりとることにある。
また、ボンドが少し乾燥しているので、クランプする時にズレにくくなるという効果もある。
- 完全硬化を早める効果
- 材がズレにくくなる効果
乾燥時間には、2つの効果があるのである。
圧着時間(クローズドタイム)
圧着時間は、クローズドタイムやアセンブリタイムとも呼ばれる。
クランプで材を圧着してからの、継続時間を示している。
よって、時間が経過すれば、クランプを外すことができる。
ただ、完全硬化するわけではないので注意が必要だ。
クランプを外したあとは、ボンドを除去することをお忘れなく。
後々のサンダーがけの作業が、楽になるからだ。
圧着時間が短いことがタイトボンドの大きな利点であり、一般的な木工ボンドとの大きな違いだ。
特に、板継ぎをいくつも行う時なんかに、その利点を実感することになるだろう。
なぜなら、外したクランプを使い回すことができるからである。
これも、タイトボンドの大きな魅力の1つなのだ。
なお、板継ぎに必須のビスケットジョイナーについては、下記のページで詳しく解説をしている。
硬化時間(キュアリングタイム)
完全硬化時間は、8~24時間が目安になる。
この目安は、木工DIY部の経験と有益なサイトから情報をもとにしたものである。
完全硬化時間は、タイトボンド社の公式サイトでも記載がされていない。
おそらく、ボンドそのものが完全硬化する時間を示す必要があるので明記していないものと思われる。
木材の接着で使用するのであれば、24時間で完全硬化する。
そう認識しておけば、まず間違いないだろう。
タイトボンドシリーズ 定番3種
この項では、先にご紹介したタイトボンド3種の動画をご紹介する。
冒頭でも述べたように、タイトボンドは木工家の間では超定番とされている木工ボンドだ。
最安値が探せるリンク集も用意しているので、ぜひ活用してほしい。
- タイトボンド オリジナル 木工用接着剤
- タイトボンド2 プレミアム木工用接着剤
- タイトボンド3 アルティメット 木工用接着剤
なお、字幕表示させかつ日本語へ翻訳する方法については、外国語のYouTube動画に字幕を表示させかつ日本語に翻訳する方法の記事でご紹介している。
翻訳の精度はまだまだではあるが、理解は深まると思う。
日本語の字幕表示させたい方は、ぜひ参照してほしい。
1. タイトボンド オリジナル 木工用接着剤
タイトボンド オリジナルは、一般的な木工ボンドよりも格段の接着強度を誇る木工用接着剤だ。
タイトボンドシリーズで一番人気なのが、このオリジナルである。
他のシリーズに比べれば劣るものの、十分な接着強度を誇っている。
野外で使用する作品製作でなければ、コスパに優れるオリジナルが一番おすすめだ。
正式名称 | タイトボンド ORIGINAL WOOD GLUE | |
---|---|---|
最安値を探す |
4オンス(115ml) 322円(税込) 楽天市場 |
|
8オンス(225ml) 950円(税込) 楽天市場 |
||
16オンス(450ml) 1,460円(税込) 楽天市場 |
||
1ガロン(4160ml) 3,499円(税込) 楽天市場 |
2. タイトボンド2 プレミアム木工用接着剤
タイトボンド2 プレミアムは、新たに開発されたタイトボンド3により存在価値がなくなってきているのが現状だ。
特に国内においては顕著だ。
品質は間違いないのだが、国内ではタイトボンド1とタイトボンド3に人気が集中している。
タイトボンド2を扱うお店が非常に少なくなってきている。
1ガロンの容量は、容易に買い求めれることができる。
その他の容量サイズは品薄状態になっているが、ディグラム楽天市場店なら買い求めることが可能だ。
正式名称 | タイトボンド II PREMIUM WOOD GLUE | |
---|---|---|
最安値を探す |
1ガロン(4160ml) 3,680円 (税込) 楽天市場 |
3. タイトボンド3 アルティメット 木工用接着剤
タイトボンド3 アルティメットは、最強と目されている木工接着剤。
木工界隈では、超有名な木工ボンドだ。
接着強度と耐水性を求めるなら、木工DIY部もこのアルティメットを強くおすすめする。
その分値は張るが、それだけの価値が十二分にある木工ボンドだ。
正式名称 | タイトボンド III ULTIMATE WOOD GLUE | |
---|---|---|
最安値を探す |
4オンス(115ml) 689円(税込) 楽天市場 |
|
8オンス(225ml) 1,200円(税込) 楽天市場 |
||
16オンス(450ml) 1,590円(税込) 楽天市場 |
||
1ガロン(4160ml) 4,699円(税込) 楽天市場 |
タイトボンドおすすめ3店
この項では、タイトボンドを低価格で提供しているお店をご紹介したいと思う。
タイトボンドをお店で選ぶのなら、以下の3店がおすすめだ。
- 小箱屋
- ものづくりのがんばり屋
- ディグラム
この3店では、単価が安くなる2本、6本、12本などのセット売りもしている。
タイトボンドをよく使うヘビーユーザーは、一度覗いてみるといいだろう。
タイドボンドのセット売りを探す
- 小箱屋
- ものづくりのがんばり屋
- ディグラム
ローラー付きの木工ボンド容器を探す
ローラー付きの容器は、スピーディーにボンドを塗ることができるので便利だ。
特に、板継ぎの際には重宝する。
ローラー付きの容器は、エスコ EA109NR-50が定評がある。
海外製の利便性の高い木工ボンド容器、ブラシやローラは以下の2店が取り揃えている。
木工クランプと作業台は蜜月の関係
木工ボンドの蜜月の関係とも言うべき、木工クランプと作業台については、下記のページで詳しく解説をしている。
あなたにとってベストな木工クランプと作業台を見つけるのに、ぜひ参考にしてほしい。
まとめ
タイトボンドの種類と使い方を中心に、タイトボンドについて解説を行なった。
木工ボンドは、木工DIYにおいて重要なアイテムだ。
この記事を参考に、あなたにとってベストな木工ボンドをぜひ見つけ出してほしい。
木材通販おすすめ店をご紹介!
- 2×4材では物足りなくなってきた
- 無垢の木材がほしい
- 広葉樹の木材を安く入手したい
- 本格的な天板を安く入手したい
- 本格的な集成材を安く入手したい
- 手軽に利用できる木材通販サイトが知りたい
脱2×4材を図りたいDIYヤーにとって、木材をどこで入手するのかは永遠のテーマ。
そんなDIYヤーにおすすめなのが、木材通販サイトの両店である。
両店については、以下のページで詳しく解説をしている。
木材通販おすすめ店をご紹介!安い&カット可!脱2×4がしたいDIYヤーは必見!
この木材通販サイトは、木工DIY部がいつもお世話になっているお店でもある。
あなたにも、是非おすすめする。