木材の研磨、塗装剥がし、サビを落とし。
ランダムサンダーは、さまざまな研磨に大活躍する電動工具。
使用頻度の高いランダムサンダーは、なるべく良いものを用意したいところだ。
この記事では、多用な役割りをもつランダムサンダーについて解説をする。
おすすめ5機種を比較。
また、サンディングペーパーの番手の選び方、そのコツもご紹介している。
どのランダムサンダーを選べば良いのかいまいち分からない。
といった方には、非常に参考になる内容になっている。
ぜひ最後まで読んでほしい。
サンダーの種類
木工で活躍するサンダーには、これだけの種類がある。
これらサンダーについては、個別に記事を用意している。
ぜひ合わせて参照してほしい。
ランダムサンダー | ランダムサンダーおすすめ5機種を比較!ポリッシャーとの違いも解説 |
---|---|
オービタルサンダー | オービタルサンダーおすすめ3機種を比較!ペーパー番手もご紹介 |
マルチサンダー | マウス・パーム・マルチサンダーおすすめ5選!コーナーは操作性が重要 |
ベルトサンダー | ベルトサンダーおすすめ5機種を比較!替えベルト+番手の選び方もご紹介! |
ベルトディスクサンダー | ベルトディスクサンダーDIY向けおすすめ2選!プロ仕様の取扱い店もご紹介! |
ドラムサンダー | ドラムサンダーは1択!おすすめはピーウッド PWS-3140これは本物! |
スピンドルサンダー | スピンドルサンダーは1択!おすすめはSK11 SWS-330SPこれは本当に凄い! |
各メーカー、ランダムサンダーを以下のように名称している。
ハイコーキ | ランダムサンダー |
---|---|
マキタ | ランダムオービットサンダ |
BOSCH | 吸じんランダムアクションサンダー |
以降このページでは、ランダムサンダーにフォーカスし解説を行う。
ランダムサンダーとオービタルサンダーとの違い
ランダムサンダーとオービタルサンダーは、混同しがちになるので注意が必要だ。
ランダムサンダーとオービタルサンダーには、研磨運動に大きな違いがある。
ランダムサンダーは、「偏心運動」と「回転運動」で材を研磨する。
オービタルサンダーは、「偏心運動」だけで材を研磨する。
ランダムサンダーとオービタルサンダーの違いを、一言でまとめるとこうなる。
- ランダムサンダーは荒磨きに適している
- オービタルサンダーは最終仕上げに適している
それぞれの違い特徴を、さらに具体的にまとめみた。
ランダムサンダーとオービタルサンダーを、どう使い分ければ良いのか分からないといった方は、ぜひ参考にしてほしい。
サンダー | オービタルサンダー | ランダムサンダー |
---|---|---|
パットの平面性 | 優れる | 劣る |
研磨力 | 劣る | 優れる |
荒磨き | 不向き | 向き |
中仕上げ | 普通 | 向き |
仕上げ | 向き | 不向き |
静音性 | 優れる | 劣る |
なお、オービタルサンダーについては、下記のページで詳しく解説をしている。
ランダムサンダーとポリッシャーの違い
ポリッシャーは、円状のスポンジ「バフ」を装着し、自動車のキズ消しやワックスがけ、艶出しなどに用いられる電動工具だ。
ランダムサンダーとポリッシャーの違いはなにか?
それは、回転数とパワーにある。
ランダムサンダーは回転数が速くパワーがあるので、材の研磨に適している。
一方のポリッシャーは、回転数が遅くパワーが抑えられているので、材の表面をきれいに磨くのに適している。
ポリッシャーの適正があるランダムサンダーを探すのであれば、売れ筋ランキングが参考になる。
ランダムサンダーをポリッシャーとして兼用したいのであれば、回転数を調節できる機種を選ぶと良いだろう。
ポリッシャーの静音性は、選ぶ際の重要なポイントになる。
「近所迷惑になるので使えない」
そんなことにならないように、許容できる騒音であるかどうかは、必ずチェックが必要だ。
次の項では、商品レビューへのリンクも用意しているでの、ぜひ活用してほしい。
おすすめランダムサンダー5機種を比較
ランダムサンダーは、プロ仕様のタイプを選ぶべきである。
なぜなら、プロ仕様のタイプは静音性に優れているからである。
DIYタイプの安価品はとにかく煩い。
結果、お蔵入りになる可能性が極めて高い。
安物買いの銭失いにならないためにも、ランダムサンダーは、プロ仕様のタイプを選ぶことを強くおすすめする。
以降、ご紹介するランダムサンダーは、どれも静音性に定評のある、プロ仕様のものを選んでいる。
もちろん、サンディング力も優れている。
コード式を3機種。充電式は2機種。
計5機種を選出した。
もちろん、すべて集塵用の集塵バッグが付属しているものを選んでいる。
- Bosch ランダムサンダー GEX125-1AE
- ハイコーキ ランダムサンダー SV13YB
- マキタ ランダムサンダー BO5030
- マキタ 充電式ランダムサンダー BO140D
- マキタ 充電式ランダムサンダー BO180D
まずは、それぞれの性能が一覧できる比較表を作成した。
特に商品レビューは参考になると思うので、ぜひ参照してほしい。
メーカー・ブランド | Bosch | マキタ | ハイコーキ |
---|---|---|---|
機種 | GEX125-1AE | BO5030 | SV13YB |
画像 |
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モーター | 単相100V 250W | 単相100V 300W | 単相100V 230W |
回転数(毎分) | 7,500~12,000回転 | 12,000回転 | 12,000回転 |
ペーパー寸法 | 125mm | 125mm | 125mm |
重量 | 1.3kg | 1.3kg | 1.4kg |
付属品 | 集塵ボックス |
集塵バッグ サンドペーパー6枚 |
集塵バッグ サンドペーパー6枚 |
説明書(pdf) | ダウンロードする | ダウンロードする | ダウンロードする |
評価ページ | 商品レビューを見る | 商品レビューを見る | 商品レビューを見る |
価格 Amazon | ¥10,196 | ¥10,998 | ¥10,053 |
メーカー | マキタ | マキタ |
---|---|---|
機種 | BO140DRF(バッテリ・充電器付) | BO180DRF(バッテリ・充電器付) |
BO140DZ(本体のみ) | BO180DZ(本体のみ) | |
画像 |
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電圧 | 14.4 V | 18 V |
回転数(毎分) | 7,000~11,000回転 | 7,000~11,000回転 |
付属品 |
集塵バッグ サンドペーパー6枚 |
集塵バッグ サンドペーパー6枚 |
ペーパー寸法 | 125mm | 125mm |
説明書(pdf) | ダウンロードする | ダウンロードする |
評価ページ | 商品レビューを見る | 商品レビューを見る |
価格 Amazon | BO140DRF ¥32,788 | BO180DRF ¥32,138 |
BO140DZ ¥12,814 | BO180DZ ¥13,815 |
なお、価格は変動するものだ。
この後に各商品へのリンク集も用意しているので、そこでしっかり確認してほしい。
1. Bosch ランダムサンダー GEX125-1AE
BOSCH GEX125-1AEは、プロ仕様のランダムサンダー。
特に、集塵ボックスは吸塵性に優れると、高く評価されている。
研磨力、静音性、吸塵性の三拍子が揃うGEX125-1AEは、世界的に見てもその品質はトップクラス。
ポリッシャーとしての兼用を考えるなら、回転速度を低速に調節できるGEX125-1AEがおすすめだ。
2. マキタ ランダムサンダー BO5030
マキタ BO5030は、プロ仕様のランダムサンダー。
ランダムサンダーは、この「マキタ BO5030」と「Bosch GEX125-1AE」が人気を分け合うかたちになっている。
世界のマキタだけあり、品質は間違いない。
研磨力、静音性、吸塵性どれをとっても文句なし。
BO5030は、世界的に高い評価を得ているランダムサンダーである。
海外でのどのような評価がされているのかは、アメリカAmazonで確認することができる。
アメリカAmazonでMakita BO5030K(同等品)の評価を見る
3. ハイコーキ ランダムサンダー SV13YB
ハイコーキ SV13YBは、プロ仕様のランダムサンダー。
SV13YBは、人気の面では遅れはとるものの、前述した2機種にも引けを取らない性能を誇るランダムサンダーである。
ただ、集塵口が特殊な形状になっているので、集塵機との接続を念頭にランダムサンダーを探されている方は注意が必要だ。
Yahoo!ショッピングでは人気のSV13YB。
ユーザーからの評価が高いランダムサンダーの1つである。
4. マキタ 充電式ランダムサンダー BO140D
マキタ BO140Dは、プロ仕様の充電式ランダムサンダー。
コードレスで抜群の機動性を誇るBO140Dは、コード式並のサンディング力を合わせ持つランダムサンダーである。
BO140Dは、ポリッシャーとして活用されている方も多い。
評価も上々のようである。
バッテリー式は値は張るが、対価として得られるものがある。
作業の効率性を重視される方。作品の生産性を重視される方。
そんな方は、検討の価値が十分にあるランダムサンダーだと言えるだろう。
5. マキタ 充電式ランダムサンダー BO180D
マキタ BO180Dは、プロ仕様の充電式ランダムサンダー。
コードレスで抜群の機動性を誇るBO180Dは、コード式並のサンディング力を合わせ持つランダムサンダーである。
BO180Dは、ポリッシャーとして活用されている方も多い。
評価も上々のようである。
バッテリー式は値は張るが、対価として得られるものがある。
作業の効率性を重視される方。作品の生産性を重視される方。
そんな方は、検討の価値が十分にあるランダムサンダーだと言えるだろう。
サンディングペーパーの番手の選び方そのコツ
木工におけるサンディングの手順は、ザックリ以下のとおりになる。
- #80程の粗目のサンディングペーパーで、なるべく平面になるようにペーパーをかける。
- #120〜#180の中目のサンディングペーパーで、なるべく平面になるようにペーパーをかける。
- #240以上の細目のサンディングペーパーで、仕上げる。
サンディングペーパーの番手は、1.5~2倍で上げて選ぶのがコツとされている。
参考までに、木工DIY部では、#80、#120、#240の順で番手を上げている。
ランダムサンダーは、マジック式のサンディングペーパーを装着する。
ランダムサンダー用のサンディングペーパーは互換性があるので、ご紹介した全てのランダムサンダーに適合する。
ランダムサンダー用のサンディングペーパーは、BOSCH製が定評がある。
最安値が探せるリンク集を用意したので、ぜひ活用してほしい。
5枚入 125mm |
#80 2608605069 ¥404 |
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#120 2608605071 ¥404 |
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#240 2608605073 ¥370 |
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50枚入 125mm |
#80 2608607826 ¥4,100 |
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#120 2608607828 ¥4,100 |
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#240 2608607830 ¥3,893 |
コスパで選ぶなら、ブラックアンドデッカー製のメッシュタイプのサンドペーパーがおすすめだ。
このサンディングペーパーは、プロの木工家からも高い評価を得ているサンディングペーパー。
また、マジック面は網目状なので、吸塵効率が抜群に良いという魅力的な特徴がある。
もちろん、穴あけは不要だ。
3枚入 |
#80 X39252 ¥380 |
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---|---|---|
#120 X39257 ¥380 |
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#240 X39262 ¥977 |
バッテリーを探す
消耗品であるバッテリーは、なるべく安く入手したいところだ。
マキタ、ハイコーキ、BOSCH、リョービ、MAX。
各メーカーのバッテリーについては、以下のページで詳しく解説をしている。
純正バッテリーの最安値が簡単に探せるリンク集も用意しているので、ぜひ活用してほしい。
集塵機と防塵マスクで万全な健康対策
ランダムサンダーには、集塵用の集塵バッグが付属しているが完璧ではない。
微量であっても粉塵は身体に害だ。
健康を第一優先に考えるのであれば、できる対策は2つある。
- 集塵機に接続をする
- 防塵マスクを着用する
集塵機と防塵マスクについては、下記のページで詳しく解説をしている。
万全な健康対策で、あなたの木工ライフをぜひ充実させてほしい。
まとめ
ランダムサンダーおすすめ5機種のご紹介。
また、ランダムサンダーとオービタルサンダー、ランダムサンダーとポリッシャーの違いについても解説を行った。
ランダムサンダーは、使用頻度がとても高い電動工具だ。
この記事を参考に、あなたにとってベストなランダムサンダーを、ぜひ見つけ出してほしい。
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両店については、以下のページで詳しく解説をしている。
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